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書きおろし・第1回 入院・ハラキリ・エリザベスの巻 [犬ばか歳時記]

書きおろし・第1回 入院・ハラキリ・エリザベスの巻
 

 

あるときは靴下泥棒(なぜか右足ばかり)、あるときは鼻のつめたい捜査官、そしてあるときは、たたけばホコリのでる雑種犬(関西の黄砂のせいです)。そんなチルーの「犬ばか日誌」が帰ってきたヨ!
 なんと今回からはインターネット上での連載になったので、より新鮮な雑種犬話をお届けできるはず、という事で題名が「犬ばか歳時記」になりました。どうぞお見知りおきを。

さて本日のチルーニュース! ハレの第1回としてはどうかと思いますが、先月、チルーさんが人生初のハラキリ手術とエリザベスを体験なさった話題です。

ある日、朝起きると小屋を飛び出してくるはずのチルーが、小屋にひきこもって出てこない。
好物の煮干しを鼻先に持っていっても食べない。
いつもなら、人を倒してでも奪い取るニボシに見向きもしない。
肉でも駄目。
ぐったりしてる。
これはやばい!
あわてて獣医さんに連れて行ったところ、おなかに膿がたまっているとのことで、即入院。
その日の晩に、おなかを開いて緊急手術。手術は成功し、3日後には退院しましたが、おなかの傷を縫った糸を噛んでしまわないように、抜糸までの1週間、首にラッパ状の「かぶりもの」がつきました。
これが世間で言うエリザベス! 洋犬ならまだしも、日本犬の、しかも雑種がすると、なんだか不思議な雰囲気に。                

「こちらチルー、こちらチルー、応答セヨ、こちらチルー」
果たして宇宙からの応答メッセージはあるのか!?


エリザベスの直径は自分の体の幅よりも広い。
そのため、散歩中、電柱と外壁の間に「がしっ」とぶつかったり、犬小屋に入れなかったりするのが難点。あちこちぶつけて次第にエリザベスがいい感じのぼろになっていきました。こういうぼろぼろのアンテナで宇宙と交信しているテキサス州のおじさん(NASA大好き)、いそうだね~と。

  チルーのエリザベスは1週間後の抜糸とともに取りはずされ、現在はもとの姿に戻っています。おなかを開くために剃った毛も、だんだん生えてきました。正味な話、今回の一件で、チルーの存在の大きさをひし、と感じました。本犬には言わないけれど、健康でいてさえくれれば、お手なんてできなくても、もう馬鹿でもなんでもいいです。チルー、愛しているさ~。
                              

 

 


2006-05-01 19:31  nice!(0)  トラックバック(1) 

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