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書きおろし・第10回 少し変ぐらいがよいの巻 [犬ばか歳時記]

書きおろし・第10回 少し変ぐらいがよいの巻

めっきり寒くなってまいりました。戌年もあと1カ月とちょっと。
この連載も、残すところあと2回。

というわけで今回は、旅先で買い求めたり、人からいただいたりして、
じょじょに集まった犬ものグッズのごく一部を、ご紹介します。

犬にしてみれば、「犬ものグッズとか買うんだったらオヤツ買ってこいよ。
本物をかわいがれよ」という感じでしょうが、
それはそれです。

さて、まずは、

 
伏見人形の犬。伏見稲荷の門前町で買いました。
どうも注連縄をつけているみたいなので、闘犬? 
にしては、太っちょ君すぎて、おなかがだぶだぶしている。
もしくは神事でお役についている、えらいお犬様なのかもしれません。
うしろ姿には色がついてない、てきとうさがよいです。

次は干支てぬぐい。

浅草の「ふじ屋」さんのもの。
犬が少し変なところも、獅子に手ぇついているのも粋だね。
使うより、額に入れて飾りたい。

犬が少し変、というところでいうと、
熊野本宮大社の御守りの犬もその線なのですが、
味わいがあります。
麻緒がきゅっと結んであるところもいい。

絵馬になるともう、犬なのか、なんなのか、
分からないですが、妙に引かれます。

こっちの絵馬は、やや劇画調。成犬と子犬のバランスがふしぎ。

    
 

最後は、温泉街のみやげもの店で買ったハンカチ。
たぶん猫を飼っている人が犬を思い出しながら描いたんじゃないか、
という感じの絵柄が好きです。

今回は、和もの、とくに寺社ものを中心にお届けしました。


2006-11-15 20:39  nice!(0)  トラックバック(0) 

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